ヒートショックとは?
今週末には、寒さも一段と増してくるようです。
そろそろ気を付けたいのが、家の中の温度差です。ヒートショックという言葉を聞いたことがある方もみえるかと思います。簡単に言うと、家の中にいるのに、温かい居間などから、気温の低いお風呂場・脱衣場やトイレに行った際に、急激な気温差に晒されることにより、血圧の急激な上昇・下降や脈拍の変動をきたすことです。高血圧症の方、糖尿病や高脂血症などで動脈硬化のある方、高齢の方は、この影響を受けやすく、失神や心筋梗塞、脳卒中をきたすこともあります。
対策としては
- 脱衣所やトイレを小型の暖房器(温風式)で暖める
- 風呂のふたを開けておいて、風呂場と脱衣場の間の扉を開けておく。
- 食直後の入浴を避ける。(1時間ほどしてから入浴する)
- 飲酒後の入浴は避ける。(早めに入浴して、後から晩酌する)
- お湯の温度はぬるめ(40℃以下)で長湯をしない(10~15分程度)。
- 湯船から出る際は、急に立ち上がらずに、手すりなどにつかまり、まず浴槽の縁に一旦座って、10ぐらい数えてから立ち上がる。
- トイレで用をたして立ち上がる際は、急に立ち上がらずに、10ぐらい数えてから、手すりや棚に手をかけながら、ゆっくり立ち上がる。
当院通院中の方は、この季節にいつも外来でお話ししていることも思い出して実践してくださいね。
11月のスタッフ勉強会
先日、11月末に定例のスタッフ勉強会を行いました。今回は、インフルエンザワクチン予防接種のために来院される方が多い時期でもあるので、予防接種に関する医療安全対策についての講習をしていただきました。私も含め、事務職、看護師、薬剤師みんなが、真剣な眼差しで聴講していました。今後も、引き続き皆様に安心して受診していただけるよう、スタッフ全員で取り組んで参ります。
インフルエンザワクチン予防接種を受けるお子様は、定期接種ワクチンなど最近のワクチン接種状況を確認しますので、必ず母子手帳を持参のうえ来院いただくようにお願い申し上げます。
尚、昨日12月1日にインフルエンザワクチン予約を再開しましたが、希望者多数にて、同日午前中に予約が確保ワクチン数に達してしまい、予約を終了させていただきました。
冬の始まりの風邪対策
紅葉も深まり、そろそろ終わりを迎えそうです。朝夕は寒くなり、いつまでも布団にくるまっていたい季節ですね。
風邪もかなり流行っています。のどの痛み、38℃台の熱がでる方が増えています。マスク着用、うがい、手洗いで予防を心がけましょう。空気も乾燥していますので、加湿器をお持ちの方は、寝室の加湿をお勧めします。加湿器をお持ちでない方は、マスクを着用して眠ったり、枕元にお湯またはお湯につけたタオルを吊るしておくなど、のどの乾燥を予防することをお勧めします。のどの粘膜が粘液で湿っていることが、風邪やインフルエンザなどのウイルスが侵入するバリヤーになっていると言われているので、のどの粘膜が乾燥してしまうと容易にウイルス感染をゆるしてしまいます。
当院通院中の方は、いつもお話ししている風邪の注意点を思い出して実践してくださいね。
それでも風邪をひいてしまったら、早めに受診して下さいね。
インフルエンザワクチン予約受付を一旦中止しました
今年のインフルエンザ予防接種予約が、ワクチン入荷数に達しましたので、一旦予約受付を中止させていただきました。さらにワクチンの確保ができましたら、ホームページ、院内掲示にてお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。
下火にならない風疹とインフルエンザワクチンについて
以前にこのブログでもお知らせしましたが、今年は風疹の発症が依然として下火にならないようです。10/23掲載の国立感染症研究所の報告によると2018年第41週(10/8~10/14)の風疹発生動向報告では首都圏各県が多く、100人以上ですが、それに次ぐのが愛知県の90人です。当院でも、風疹抗体検査、ワクチン接種を希望する方が増えています。
妊婦さんが感染すると胎児が先天性風疹症候群となるリスクがありますので、周りにいる我々みんなが、風疹にかからないようにして、生まれてくる子供たちを守りましょう。随時、風疹抗体価検査、風疹ワクチン接種を受け付けておりますので、是非、お問い合わせください。
今年もインフルエンザウイルスワクチン数が限られているとのことです。現在予約受付中ですが、予定数に達し次第、予約受付終了とさせていただきますので、お早めに予約されることをお勧めします。
10月のスタッフ勉強会
秋も深まり朝晩は気温もだいぶ下がってきました。ノドの痛み、咳を主症状として受診する方が急増しています。うがい、手洗い、マスク着用など自己防衛をお勧めします。マスクの着用はノドの粘膜乾燥の防止にもなりますので、感染防止になりますし、感染しても回復の助けになります。
今月の勉強会は、糖尿病の食事対策でした。記録的な猛暑で食欲が落ちた夏が終わり、涼しくなり体力が回復して、食欲も旺盛になる季節です。更に秋はおいしいものがたくさんです。ちなみに、栗は、デンプンを多く含むので、100グラムあたり164 kcalとカロリーが高いので、糖尿病の患者さんは、摂りすぎに注意し、調理の仕方にも工夫が要るようです。甘露煮などは砂糖を多く使用しますので、更にカロリーが高くなります。
カロリーの摂りすぎに注意し、体重計にも時々乗って、おなか周りを気にしながら、秋の味覚を堪能してくださいね。
最後に、一宮市の特定健診は間もなく10月31日にて終了になります。
お忘れなく!!
待合室の本棚には
当クリニックの待合室には読書スペースがあります。
待ち時間を少しでも楽しく過ごしていただけるよう、お子様向けには、ちょっとしたパズルやおりがみ、ぬり絵などをご用意しています。
また、本棚には各種雑誌に加え、話題になっている書籍などを置いたりしています。最近では、お子様向きではありますが、私が本屋で見て面白いなと思った図鑑も購入してみました。
ご興味を持たれた方は是非手に取ってみてください!