imaise-yoshikawa’s diary

愛知県一宮市にある循環器内科、内科、外科の今伊勢よしかわクリニックの院長日記です。

今シーズンのインフルエンザウイルスタイプ

寒い毎日が続きますが、今週は比較的気温が上がるようです。雨も降り、空気の感想も幾分緩和されたかなと思いましたが、まだまだ乾燥は続くようです。

今シーズンはインフルエンザ感染が拡大していますが、当院では、先週はインフルエンザと診断された患者さんは減少してきた印象です。当院で診断されたインフルエンザは、すべてA型で、今のところはB型と診断された方はいません。

報告によれば、定点1医療機関当たりの患者数が、全都道府県で「警報」レベルの30人を超えたとのことです。直近5週間に検出されたウイルスのタイプは、A型のH1N1とA香港型がほぼ半々だそうです。H1N1は2009年に大流行したものです。

まだ、気を抜かずに予防を心がけて下さいね。寒気がする、のどが痛い、熱がある、関節や体が痛い、鼻水や咳がでるなどの症状があれば受診してくださいね。

2019年スギ花粉症の話

少し早い話題かもしれませんが、スギ花粉症の話です。

今、風邪やインフルエンザが流行しており、つらい思いをしている方が多いかと思いますので、「エー!」って思うかもしれませんが、1月下旬に入っていますので、実はスギ花粉症の季節もすぐそこまで来ているのです。

先週、日本気象協会からの発表で、今年のスギ花粉の飛散開始は2月中旬で、飛散ピークは多くの地域で3月ごろになるとの予測です。東海地方は2月中旬から花粉シーズンがスタートし、3月上旬から中旬がピークの見込みとのことです。

飛散開始は2月中旬ですが、実際には少し前から少量の飛散はあると思いますので、敏感な人は2月に入ると、鼻がムズムズし始めるかもしれません。

これまで、スギ花粉症がある方は、症状が悪化する前に、少し早めに抗アレルギー薬の内服を開始することをお勧めします。

残念なお知らせですが、スギ花粉症の治療薬でもある抗アレルギー薬の1つ、眠気の副作用が少ないデスロラタジン(商品名 デザレックス)が、製剤には何ら問題ないのですが、薬事法上の手続きの不備の問題で自主回収となり、今のところ供給再開の時期が示されていない状況です。眠気がないので、人気のある薬だけに早く処方できるようになることを祈るばかりです。

2019年インフルエンザ猛威ではじまる

2019年最初のブログが今になってしまいました。

今年は1月2日に休日診療所の当番医として担当し、仕事始めとなりました。インフルエンザ感染症や風邪で非常に多くの方が受診されていました。当院も1月4日から診療を開始しましたが、連日、インフルエンザや、発熱を伴う胃腸炎の患者さんが、非常に多く来院されています。

今シーズンはインフルエンザ感染が急拡大し、猛威を振るっています。テレビなどのニュースでも報道されていますので、皆さんもご存知かと思いますが、1月13日までの1週間の定点医療機関での報告数が定点あたり38.54人と警報レベルである30人を超えました。特に愛知県は75.4人と全国他県を大きく引き離して全国一の報告数となっており、異常事態の様相を呈しています。2位熊本県58.8人に次いで、岐阜県も53.9人と非常に多い報告数となっています。

当院でも、多くの方が受診されて、インフルエンザと診断されています。当院では、これまでのところ全てがインフルエンザA型で、B型は1人も診断されていません。悪寒、発熱、関節痛、上気道症状(のどの痛み、咳、鼻水)がある場合は、是非受診してくださいね。治療して、早く楽になりましょう。

その前に、感染予防も大切です。以前のブログでも書きましたが、完全に防御することはできませんが、マスク着用、うがい、手洗いです。不必要に人混みに行くことを避けることも予防になります。

2018年ありがとうございました

2018年もいよいよ終わりですね。病気の治療、健診、予防接種など、今年も多くの方に当院へ足を運んでいただきました。誠にありがとうございました。

年末年始休暇に入り、「今年1年、はたして、皆様のご期待に十分にお応えできたのだろうか?」と、自問自答しております。来る平成31年、いや元号が直に変わりますので、新しい時代に向けて、私も含めスタッフ全員で、常に新しいことに挑戦しつつ、皆さんに安心し満足していただけるクリニックにしてゆく所存ですので、来年もよろしくお願い申し上げます。

平成最後の正月を迎えようとしています。皆様にとってより良い年であり、新しい時代への素晴らしいスタートとなりますようにお祈り申し上げます。

12月のスタッフ勉強会

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街を歩くと華やかなクリスマスデコレーションにあふれ、夜などはイルミネーションがとても綺麗ですね。

先日、12月の定例スタッフ勉強会を行いました。寒くなり、空気が乾燥するこの時期は、多くの方が乾燥肌、皮脂欠乏に伴う皮膚トラブルにお悩みと思いますが、クリーム、軟膏、ローションなど皮膚外用剤とその効率的な使用法などについて学びました。

保湿剤を使用している方も多いと思いますが、入浴後5分以内に保湿剤を塗布すると、入浴で得られた潤いを保つのに効果的だそうです。是非、試してみてはいかがでしょうか。

 

一宮市でもインフルエンザが流行しつつあります。今年もインフルエンザワクチンが不足し、ご迷惑をおかけしておりましたが、ワクチンが入荷可能となりました。一般的にはワクチン接種後2~4週間で免疫が獲得できると言われていますので、ご希望の方は、電話または窓口でお申し込み下さい。

12月9日

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この写真、今週初めに、近所で見かけた不思議な1枚です。「こんな季節に桜???」と思っていたら、北風の寒さを肌で感じるようになり、いよいよ冬らしい気候になってきましたね。

一宮市でも遂に、インフルエンザで学級閉鎖の報告が届きました。完全に防げるというものではないのですが、うがい、手洗い、マスク着用など人混みに行くときは、心がけましょう。疲労、寝不足なども免疫を低下させると言われていますので、休養・睡眠も大事です。

 

尚、私事ですが、当院は本日12月9日、開院3周年を迎えました。これからも、地域の皆様のお役にたてるクリニックを目指して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

ヒートショックとは?

今週末には、寒さも一段と増してくるようです。

そろそろ気を付けたいのが、家の中の温度差です。ヒートショックという言葉を聞いたことがある方もみえるかと思います。簡単に言うと、家の中にいるのに、温かい居間などから、気温の低いお風呂場・脱衣場やトイレに行った際に、急激な気温差に晒されることにより、血圧の急激な上昇・下降や脈拍の変動をきたすことです。高血圧症の方、糖尿病や高脂血症などで動脈硬化のある方、高齢の方は、この影響を受けやすく、失神や心筋梗塞脳卒中をきたすこともあります。

 

対策としては

  1. 脱衣所やトイレを小型の暖房器(温風式)で暖める
  2. 風呂のふたを開けておいて、風呂場と脱衣場の間の扉を開けておく。
  3. 食直後の入浴を避ける。(1時間ほどしてから入浴する)
  4. 飲酒後の入浴は避ける。(早めに入浴して、後から晩酌する)
  5. お湯の温度はぬるめ(40℃以下)で長湯をしない(10~15分程度)。
  6. 湯船から出る際は、急に立ち上がらずに、手すりなどにつかまり、まず浴槽の縁に一旦座って、10ぐらい数えてから立ち上がる。
  7. トイレで用をたして立ち上がる際は、急に立ち上がらずに、10ぐらい数えてから、手すりや棚に手をかけながら、ゆっくり立ち上がる。 

当院通院中の方は、この季節にいつも外来でお話ししていることも思い出して実践してくださいね。