ゴールデンウィークに入りましたが・・・・
天気も良い日が多くなり、暖かい、いや、暑いと感じる日も多くなりました。ゴールデンウィークとなり、何処かへ出かけたいという気持ちになりますが、皆さん、ここが我慢のしどころではないでしょうか。ここ数日の報道では、全国の新型コロナウイルス感染症患者数は確実に減ってきている印象です。しかし、ここで気を緩めて、我々が外出しはじめたら、増加に転じてしまうことでしょう。
当院でも、感染拡大防止の一環として、給茶機使用の中止、雑誌の撤去、トイレ洗面の温風乾燥機の使用中止、受付のシールドカーテン設置などを行っております。また、発熱や風邪症状のある方は、診察まで自家用車内に待機していただき、玄関横の補助通用口から感染症診察室へ直接入っていただくことで、一般の患者さんと接触しないようにしております。ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。
最近思うこと
もう桜が終わろうかという季節に、我が家では何故かチューリップが見ごろを迎えています??? 手入れが悪いのでしょうか?栄養が足らなかったのでしょうか?でも、今年も昨年と同じ花を咲かせてくれました。
今、新型コロナウイルスが猛威を振るっています。愛知県も緊急事態宣言を出しました。一宮市も4/11に新たに新型コロナウイルス陽性が確認された方が11人と急増しました。感染経路などの詳細は現在調査中だそうです。愛知県内において、一宮市は名古屋市に次いでの多さとなっているそうです。愛知県内、一宮市でも今後、医療崩壊が起こる可能性は十分あります。殆どは軽症、中等症で済むと言われていますが、それは医療体制が適切に維持された場合の話です。医療崩壊が起これば、重症化して亡くなる割合も増えます。皆様、それぞれの事情があるのは分かりますが、感染しない・医療崩壊を招かないために一人一人が自覚をもって行動することが大事です。「ちょっとぐらいなら」とか、「ウチらだけなら」とかいうのはやめましょう。自粛しましょう。我々国民には様々な権利がありますが、権利が与えられている以上、国民として果たすべき義務があります。権利と義務はセットです。
世の中がどうなろうと、季節はめぐり、来年もまた花は咲きます。その時に、家族がそろって一緒に花を見られるように、耐えて頑張りましょう。
花粉症対策
最近はコロナウイルスの影響もあり、休みの日はあまり出歩くことなく、庭の花の手入れなどをして過ごしています。今年は、暖かいせいかモッコウバラの蕾が早くも膨らんできています。
現在、スギ花粉症のピークで、ヒノキもある方は、まだまだ続きます。今回は、その対策を少しご紹介します。
以下のような気象条件の日は「花粉の大量飛散」になる可能性が高いため、注意が必要です。
① 晴れて、気温がグッと上がる日
② 空気が乾燥し、風が強い日
③ 雨上がりの翌日の晴れた日
④ 比較的気温の高い日が続いたあと
花粉飛散量と症状の出現には個人差があります。しかし、上記のような気象状況にあたる日は万全の花粉症対策をとることをお勧めします。
薬物療法で症状を緩和させることも必要ですが、シーズン中に一番大事なことは「花粉を取り込まない」ことです。
- 屋外ではマスク・メガネ・帽子を着用する。
- 長い髪の毛は束ねる。
- 花粉のつきやすい素材の服を避ける。
- 花粉は皮膚にも付くので、化粧を早めに落とす。
- 衣服や髪の毛、皮膚などについた花粉は、手ではらうだけでは100%は取り除けないので、一番は「水に漬ける・水で洗う」ことです。
- 掃除の際は、掃除機だけでなく、濡れ雑巾で拭く。
- 洗濯ものは室内に干す。
- 布団は布団乾燥機がお勧めですが、外に干した場合は、掃除機でしっかり吸引する。
- 規則正しい生活が花粉症の症状を軽減します。
- 十分な睡眠時間、バランスのとれた食事、ストレスのない生活
少しでも参考になればありがたいです。つらい季節を乗り切りましょうね。
新型コロナウイルス感染症について
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡がりを見せており、今後の動向が気になる毎日です。
誰でもそうですが、未知のもの、新しいものには恐怖心を抱きます。大事なことは、新型コロナウイルスに関する正しい知識・情報を入手し、過剰反応せずに予防に努め、自分や家族が新型コロナウイルス感染症に似通った症状や経過に該当していそうな時は、パニックにならないで、相談窓口に連絡して指示を受けることです。
もともとコロナウイルスは風邪の原因となるウイルスの1つです。その中のあるものが変異を繰り返し、今回のCOVID-19原因ウイルスが出現したようです。今回の新型コロナウイルス感染症では2つのパターンがあるそうです。①少し長めの風邪症状が続いて1週間ぐらいで軽快するもの。このパターンが大半(80%以上)だそうです。②風邪症状が1週間ぐらい続いて、だるさと息苦しさがでてくる肺炎を発症して重症化するパターンです(わずか20%以下)。高齢者や心臓病、糖尿病、腎臓病、免疫抑制剤を使用している人などの中にこの経過をとることがあるそうです。その中でも死に至るのはわずか数%とのことです。
対策としては、旅行や集会所・劇場・コンサートなど不特定多数の人が集る人混みに不必要に行くことを避けること。ウイルスを外から持ち込まないように、玄関先にアルコールを置いて、帰宅時に手指を消毒してから家に入るとよいでしょう。ウイルスのついた手で、ドアノブや家庭内のあちこちを触ってから洗面所に行って手を洗っても遅いと思ってください。感染の可能性がある場合は、あちこちに出歩いてウイルスをまき散らして感染を広めないように、まず自宅で静養することです。
正しい知識・情報とは、公的機関や病院などからの情報であり、新聞・テレビ報道の場合は情報源や発信者が明確なものをさします。ちなみにこのブログの内容は厚生労働省や国立感染症研究所、医師会からの発表・資料をもとにしており、やや噛み砕いた表現に変えています。
今年もよろしくお願い申し上げます
あけましておめでとうございます。
令和になって初めてのお正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。この冬は例年にない暖冬と言われており、3月並の気温になったかと思うと、真冬に戻ったりと寒暖差が激しく、体調を崩しやすい気候となっています。1月6日から診療を開始しましたが、連日、インフルエンザや、発熱を伴う胃腸炎・風邪の患者さんが、多く来院されています。
悪寒、発熱、関節痛、上気道症状(のどの痛み、咳、鼻水)がある場合は、是非受診してくださいね。治療して、早く楽になりましょう。
また、感染予防も大切です。完全に防御することはできませんが、マスク着用、うがい、手洗いです。不必要に人混みに行くことを避けることも予防になります。