新型コロナウイルス感染症について
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡がりを見せており、今後の動向が気になる毎日です。
誰でもそうですが、未知のもの、新しいものには恐怖心を抱きます。大事なことは、新型コロナウイルスに関する正しい知識・情報を入手し、過剰反応せずに予防に努め、自分や家族が新型コロナウイルス感染症に似通った症状や経過に該当していそうな時は、パニックにならないで、相談窓口に連絡して指示を受けることです。
もともとコロナウイルスは風邪の原因となるウイルスの1つです。その中のあるものが変異を繰り返し、今回のCOVID-19原因ウイルスが出現したようです。今回の新型コロナウイルス感染症では2つのパターンがあるそうです。①少し長めの風邪症状が続いて1週間ぐらいで軽快するもの。このパターンが大半(80%以上)だそうです。②風邪症状が1週間ぐらい続いて、だるさと息苦しさがでてくる肺炎を発症して重症化するパターンです(わずか20%以下)。高齢者や心臓病、糖尿病、腎臓病、免疫抑制剤を使用している人などの中にこの経過をとることがあるそうです。その中でも死に至るのはわずか数%とのことです。
対策としては、旅行や集会所・劇場・コンサートなど不特定多数の人が集る人混みに不必要に行くことを避けること。ウイルスを外から持ち込まないように、玄関先にアルコールを置いて、帰宅時に手指を消毒してから家に入るとよいでしょう。ウイルスのついた手で、ドアノブや家庭内のあちこちを触ってから洗面所に行って手を洗っても遅いと思ってください。感染の可能性がある場合は、あちこちに出歩いてウイルスをまき散らして感染を広めないように、まず自宅で静養することです。
正しい知識・情報とは、公的機関や病院などからの情報であり、新聞・テレビ報道の場合は情報源や発信者が明確なものをさします。ちなみにこのブログの内容は厚生労働省や国立感染症研究所、医師会からの発表・資料をもとにしており、やや噛み砕いた表現に変えています。