もう6月です。こんな時期に花粉症?
早くも6月です。梅雨が近づいていますが、このところアレルギー症状の方が結構、来院されています。花粉症のピークは3月4月のスギ・ヒノキで、5月はこれが終息して、ホッとする時期なのですが、5月から7月にアレルギー症状で悩む方も実は多いのです。
カモガヤなどのイネ科の花粉が飛散する時期なのです。空き地や河川敷などに生えている腰丈ぐらいで、先端に白い小さな花らしきものがついているアレです。くしゃみ、鼻水、ノドのイガイガなどの症状がある方は、スギ花粉症と同様に、マスク、うがいなど予防対策をお勧めします。空き地や原っぱに近づかないようにして、早めの抗アレルギー薬など内服も検討して下さい。
イネ科花粉症の方の中には、もう1点注意があります。
今日、スーパーマーケットに買い物に行ったら、スイカやメロンが美味しそうに陳列されていました。いよいよ季節ですね。でも、イネ科花粉症の方の中には、メロンやスイカを食べるとノドのイガイガ感を感じる人がいるかもしれません(全員ではなく、一部の人です)。これは、花粉-食物アレルギー症候群というもので、イネ科の花粉に含まれる物質が、スイカやメロンに含まれているからです。思い当たる方は、ご注意を。